どの地域においても適用できる完壁な良き慣行はない。だが、イギリスには長い伝統の中で培われてきた多様なボランタリー・オーガニゼーションが広範な活動を行っており、良き慣行は全国的にある。例えば、その1つとしてNCH(National Children’s Homes)Action for Childrenがあり、子供のための施設である。従来、養子縁組を進めることが最良と思われていたが、現在ではその方向に進めることはしない。新しい方向として関心がもたれていることは、地域コミュニティにおいて子供やその家族と協力しつつ問題の解決方法を探るという方向である。これは大変成功している活動であるが、100年間の活動経験のなかで彼らは大きな転換を迎えている。